チャコールレイアウトの方法how to arrange your coals with the Coal Configurator

キングスフォードのチャコールブリケットを使用する上での、適量、温度管理の方法、チャコールレイアウト(炭の配置方法)をご紹介します。
一見難しそうなアメリカンBBQもキングスフォードのチャコールブリケットのポイントを抑えると、誰でも簡単に、同じようにレシピを再現することができます。
チャコールの適量とは?
その答えは、どんな食材をどれくらいの量、調理するかによります。
高い温度で調理するなら、多くのチャコールを必要とし、低温でゆっくりと食材に
火を通す場合は、火力が落ち着いてからグリルをスタートします。
一般的なチムニースターターであれば、約100個のチャコールが着火できます。
高温調理
約230℃~290℃
チムニースターター満杯のチャコール
中温調理
180℃~230℃
チムニースターターの1/2程度の量 
低温調理
約120~180℃
チムニースターターの1/4程度の量
火力と燃焼時間はチャコールをどのように配置するかで変化します。
燃焼しているチャコールを重ねずに大きく拡げると、火力は低く、早く燃え尽きてしまいます。
チャコールを何層にも積み重ねると、火力は高温になり長く燃焼します。
燃焼中のチャコールの温度管理の方法は?
一番確実な方法は、温度計を用いることです。グリルに内蔵されていない場合は、
手のひらをかざすことでおおよその温度を計ることができます。グリルの焼き網の15cm程上に手の平をかざして、熱さに我慢できる秒数で温度の目安が分かります。
約4秒
約230℃~290℃
の高温
約6秒
約180℃~230℃
の中温
約10秒
約120~180℃
の低温
調理に適したチャコールのアレンジ方法は?
調理する食材によってチャコールの置き方を変更します。
このチャコールの置き方をチャコールレイアウトと言います。
ダイレクト・グリリング
チャーコールを炭網の上に均一に広げます。この方法は薄切の肉を直火で素早く焼くのに適しています。全面を使って焼く必要がなければ、肉を焼かない部分にはチャコールを置く必要はありません。

・チムニースターター満杯のチャコール 約230℃~290℃

ツーゾーン・ファイア
炭網の片側半分にチャコールを広げ、反対側はチャコールを置きません。
表面を直火で焼くゾーン、間接火で調理するゾーンを使い分けます。
こうすることで火柱が起きにくく、大きな食材の中までじっくりと火を通す事ができます。
ステーキ、ポークチョップ、鶏肉、海鮮類を調理するのに適しています。
・約230℃~290℃の高温
・約180℃~230℃の中温を使い分けます。
・チムニースターター1/2~満杯のチャコール 
スピリット・ツーゾーンファイア
炭網の両サイドに炭を敷き、センターをあけるレイアウト。
このレイアウトは丸鶏やスペアリブ・バックリブなど食材の表面を焦がさずに、
低温でじっくりロースト・スモークするのに適しています。
食材から垂れる油・ソースでグリルが汚れたり、火柱が上がらないように
センターにはドリップパン(アルミトレイ)をおいて置くのがオススメです。

・低温調理 約120~180℃
・チムニースターター満杯のチャコールでスタートし、火力調整をしながら追加する。

チャコールスネーク
チャコールやウッドチップをグリルの外周に沿って、円になるように並べます。この際に1箇所は隙間を開けておくのがポイントです。片側一方の先端部分に着火したチャコールを加えます。その火元が徐々に燃え移っていき、数時間にわたり燃え続けるため
時間を掛けてスモークのフレーバーを食材に加えることのできるチャコールレイアウトです。

・約100~120℃の低温スモーク
・火の付いていないチャコール100個、着火したチャコールを6~8個使用。

スモーキング
スモーキングは日本の燻製とは異なり、低温でゆっくりと時間を掛ける調理方法で、数時間もの間、直火をあてずに加熱し食材を調理します。 チャンク(握りこぶし大の木片)や予め水に浸したウッドチップ、木から立ち上る煙の風味を肉に盛り付けます。
利用できる木材には数種類がありますが、間接火焼きで、直火を当てない事がポイントです。

・約100~120℃の低温スモーク
・炭網一杯に火が付いていないチャコールを広げ、そこに少量の火の付いたチャコールを加え、温度を上げずにじっくりと調理します。